【必見!】聴覚障害を周囲の人に理解してもらうコツを紹介

日常生活での困り事

聴覚障害になったけど、周囲の人に説明してもなかなか理解してくれなくて困っています……。

もし上記の疑問をお持ちなら、この記事でまとめたコツを踏まえた上で説明すれば理解してもらえる確率が上がりますよ。

管理人も中途失聴者で、両耳とも重度の感音性難聴を抱えています。感音性のため補聴器ありでも会話の聞き取りが困難になったものの、これが周囲の人に理解されず苦労しました。

今回この記事で書いている理解されるためのコツは、管理人が試行錯誤してきた方法です。

コツさえ踏まえれば結構な人が理解してくれますので、ぜひこの記事を読んで実行してみてくださいね!

理解されるためには「自分から動く」しかない!

理解されるためには、自分から動いて周囲に説明していく努力が必要です。聴覚障害は見た目では分からないので、何も言わなくても理解されることはほぼありません。

特に感音性難聴の補聴器を付けても会話が聞き取れない症状は一般的に知られていないので、自分から説明していかないと周囲との関係が険悪になってしまいます。

実際に管理人も感音性難聴ですが、失聴した直後は会話が聞き取れないことが理解されず周囲から怒られ続けて当時は抑うつ状態になっていました。

これから周囲に理解されやすい説明のコツをご紹介しますので、そちらを読んで自分から働きかけてみてくださいね!

聴覚障害を周囲の人に理解してもらうコツ

具体的に聴覚障害を周囲の人に理解してもらうコツをご紹介します。ここで紹介したことは、重度難聴の管理人が実際にやってきた方法が元になっています。

まず自分で難聴の症状をしっかり理解する

初めに周囲に働きかける前に準備編として、まずは自分で難聴の症状をしっかりと理解してください。他人に説明するなら自分で理解している必要がありますので、ここが出来ていないと上手に伝えることができません。

難聴の状態を理解するには、以下のチェックリストに正直に答えていけばいいだけなのでまずやってみましょう!

難聴の状態を理解するチェックリスト

①難聴の種類は伝音性・感音性・混合性のどれですか?
②難聴は片耳・両耳どちらですか?
③聴力は何デシベルで、軽度・中度・高度・重度のどれに分類されますか?
補聴器なしでも会話はできますか?
⑤補聴器なしでも会話できる場合、具体的にどんなことに困りますか?(例:小さい声が聞き取りにくい・周りがうるさいと聞き取りにくいなど)
電話での会話を聞き取ることはできますか?
補聴器ありで、会話をほぼ聞き取ることができますか?(感音性の場合は補聴器ありでも聞き取りにくくなります)
⑧高音だけ聞き取りにくい・低音だけ聞き取りにくなど特徴的な症状はありますか?
⑨これまで分かった事から、あなたをサポートするためにはどんなことが必要ですか?

チェックリストを1~9まで答えれば、耳の状態とどのようなサポートが欲しいのかはっきり分かります。後はこれを元に、周囲の人へどう説明すればいいのか考えていきましょう。

カードを作って説明する負担を減らそう

自分の難聴の状態が理解できたら、症状やお願いなどを書いた手のひらサイズの小さなカードを作りましょう。

なぜなら、カードを作って見せることで、毎回説明する負担が減るばかりか自分の意見を周囲に伝えやすくなるからです。

この小さなカードは、ダイソーの手貼りラミネートフィルム厚めの紙を使えば簡単に作ることができます。

厚紙を正方形か長方形に切って内容を書いたら、ラミネートフィルムで挟むだけ。サイズは大きくても15cmくらいがベストで、あまり大き過ぎると携帯性が落ちる&相手に負担を与えてしまうので注意してください。

このカードには、簡潔に次の3つを書きます。

  1. 難聴であることと、コミュニケーション時に困ること(例:周りが騒がしいとほぼ聞き取れません)
  2. どんなサポートをして欲しいか(例:ゆっくりはっきりと喋ってください)
  3. お願いする言葉(例:お手数ですがよろしくお願いいたします)

例文

私は両耳とも重度の感音性難聴という病気で、補聴器でもほぼ会話を聞き取ることが出来ません。

中途失聴のため喋ることはできますが、聞こえないのでコミュニケーションはスマホに入れた音声入力アプリを使って行っています。

お手数をおかけしますが、ご協力をよろしくお願いいたします。

あまり長々と書くと相手が読むのに時間が掛かり負担になってしまうので、上のように簡潔に書くこと心掛けてください。

人に合わせた説明をすると伝わりやすい

人によって効果的な説明の仕方が異なりますので、もしなかなか理解してくれない場合はアプローチを変えてみましょう。

例えば上司が権威のある人の言う事ならしっかり聞く性格だった場合は、一緒に病院に行ってもらい医者から説明してもらう。もしくは、医者が書いた聴覚障害についての文章を読んでもらうのも有効でしょう。

感情的に動くタイプなら、症状よりも病気で辛いんだということを訴えた方がよいかもしれません。

このように人によってどんな説明の仕方が効果的なのかは変わるので、日頃からその人をよく見ておきましょう。

日頃から誠実に振る舞い人間関係を良くしておこう

これも結構重要なのですが、日頃から誠実に振る舞い人間関係を良くしておく事を心掛けてください。

ちょっと打算的で嫌かもしれませんが、人間関係が良い方がお願いを聞いてもらいやすいのでサポートも受けられる可能性が高まります。

人間は嫌っている相手は雑に扱いますので、お願いしても「そんなの知ったことか」という反応される可能性も……。

なお、誠実にとは、言われた事をちゃんとやる・遅刻しない・挨拶をするといった基本的な事をしっかりやっていれば大丈夫ですので日頃から心がけましょう。

どうせ理解されないと考えてしまう人へ

人によっては、どうせ理解されないと考えてしまい行動できないかもしれません。恐らく理解されなかった経験からだと思いますが、それは次のことが原因だっただけです。

  • 伝え方がまずかったので、周囲の人が理解できなかった
  • たまたま理解を拒否する人に当たってしまった
  • 相手に余裕がなかった

こういった病気を伝えるのはコツがあり、それを踏まえないとなかなか伝わりません。今回の記事で学んだコツを踏まえて、焦らずもう一度周囲の人に伝えてみてください。

それから管理人も経験がありますが、どう伝えても理解してくれないケースもあります。このケースではあなたに問題があるよりも、相手の方に問題がある場合が多いので仕方ないと割り切りましょう。

コツを踏まえた上で諦めずに説明していけば、ちゃんと理解してくれる人はいますのでぜひやってみてくださいね!

タイトルとURLをコピーしました